精神科に就職する前に読みたい本

身体科を経験してからいざ精神科へ!

新人からいきなり精神科へ!

いざ精神科に就職してみると、

「この本読んでおいて良かったなー。」

とか

「この本は就職する前に読んでおきたかったなー。」

と思う事が多々あります。

精神科で看護師として働くにあたって、勉強しておいた方が良い事は沢山あります。

しかし、就職前にいきなり沢山の本を読もうとしても挫折しがちです。

沢山勉強してから精神科に就職する事も大変すばらしい事だとは思いますが、まずは少量の学習から始めておくと良いなと私は思っています。

今回は精神科ではたらいているとある看護師が、「精神科に就職する前に読みたい本」について、オススメ2冊をお教えします。

オススメ本①はじめての精神科

オススメ理由①「アプローチの基本がしっかりと書かれている」

まずこの本を買って良かったなと思った事は、本の冒頭は対象者への「アプローチの基本」の内容から始まっている事です。

新人から身体科で働いている方ならなんとなく分かると思うのですが、身体科の新人でまず何から勉強するかというと「医学的な視点」から勉強し始めませんか?

私の場合は、新人でHCUに配属されたのですが、AMI(急性心筋梗塞)、HF(心不全)、Stroke(脳卒中)を手始めに勉強しなさいと先輩看護師から言われました。

実際に病態生理から始まり疾患に伴う症状から検査データなどの値、そこからようやく看護のポイントと進むわけです。

こういった学習の進め方は身体科ならではだなと思います(実際のところ疾患の知識や病態生理が分かっていないと危険ですし)。

一方精神科の場合、精神医学の知識は今後必ず学習していかなければならない内容ですが、精神科の場合はまずは相手をしっかりと理解するための基本姿勢や「アプローチの基本」が大切になると思っています。

どれだけ精神医学の知識を持とうが結局の所精神科看護師は相手の話を聞く事がはじまりになります。

精神疾患の学習から始めてしまい、相手のすべてが分かった気になるような視野の狭い関りをしないようにするためにも、そして精神科で最も重要かつ、基本的な相手の関り方を学ぶためにもこの本はぜひ手に取って頂きたいと思います。

そういった点がオススメの理由①になります。

オススメ理由②疾患のイメージが持ちやすい

身体科で、既往に精神疾患のある患者さんを担当した経験がある方も中にはいるかもしれませんが、多くの人は精神科へ転職して初めて精神疾患の患者さんと関わるのではないでしょうか。

そうすると統合失調症や双極性障害といった疾患はなんとなく聞いたことある程度、という方が多いのではないでしょうか。

そういう方からするといきなりガッツリ精神医学の本を買って疾患の勉強をしだすというのは相当ハードルが高い事だと思いますし、多くの人は挫折すると思います。

その点この本では、精神疾患の全体像をつみやすい内容がちりばめられていて、それほどガッツリとは記載されておらず読みやすい本になっています。

いきなりは全ての精神疾患のことを頭に入れて就職する事も難しいですし、まずはイメージを持つということを目標に学習する事をおすすめします。

あといきなり精神医学をがっつり勉強しないほうが良いのではと思う理由があります。

例えばですが、精神医学の本を購入して統合失調症とは、双極性障害とは、単極性障害とはなどをガッツリ勉強し始めてしまったとします。

そうすると実際に職場で働きだすと

「この患者さんは統合失調症だからこうなんだ」

「この患者さんは双極性障害だからこういう事言うんだ」

と患者さんの言動を全て疾患ありきな形で考えてしまうなど、先入観を持ってしまう可能性が高くなってしまうと私は思っています。

精神科で働く上で大切な事は精神疾患を捉える事も重要なのですが、それ以上に「その人」という全体で捉えることがもっと重要な事だと私は思っています。

そういった事も含めて、まず精神疾患の全体のイメージを捉えることから始めてみてはいかがでしょうか。

Amazonで頼むと早く届きますから、気持ちが高まったタイミングですぐに購入することをオススメします。

オススメ本②精神科仕事術

既に過去の記事でオススメしてしまっているんですけどね、この本は

「就職する前に読んでおきたかった!!」

と思った本でした。

以下の記事と少し被りますが、オススメ理由を2点お伝えします。

オススメ理由①期間別ナビゲーションの充実

この本には精神科に就職して1週間目はどのような事をすれば良いのか、どんな心持ちで臨むと良いのかといったナビゲーションが記載されています。

この本のすごい所はナビゲーションが12か月まであるという点です。

身体科から精神科へ転職すると、本当に驚くべきことが沢山あります(その驚くべきことは自分で体感してください・・・)。

「患者さんの関り方、これであっているのかな?大丈夫かな?」

「こんな時どういう対応したら良かったのかな。」

「身体科ではこうだったけど、精神科では違うのかな。」

など働きだすと沢山の疑問や、問題点にぶつかることがあります。

これまでの身体科で経験してきた常識が全然通用しなかったり、ぶっちゃけ自信を失いそうになることもあります。

「そんな時にこのナビゲーションがあればもう少し早く疑問を解決出来ていたかも・・・。」

と思う事がこの本を読んで多々ありました。

もちろん病院によっては教育体制が充実している病院もあるかと思いますが、すべてがそのような病院だとは限りません。

自分を見失わず、本来やりたかった精神看護を実践していくうえでもこの本は絶対に購入しておいた方が良いと思います。

オススメ理由②知っておきたいこと、考えておきたいことが記載されている

精神科ってやはり身体科から転職してくる人からすれば特殊な環境であることは間違いないんです。

閉鎖病棟に配属されれば、常に鍵を常備しドアを開けるたびに鍵の開け閉めがあって、患者さんに様々な行動制限を強いている現状があったり、

家族からも見放され、強い孤独を耐えながら生活している患者さんがいたり。

一方医療者も、特殊な環境であるがゆえに「やっぱり精神科辞めようかな」と考えてしまう事も0ではないと思います。

そういった精神看護師だからこそ悩むであろう、考えるであろう、知っておいた方が良いだろうという内容がこの本には書かれています。

一人で悩んでもなかなか解決しないこともあるでしょう。

そういう時は本を読んでそこからヒントを得ましょう。

以外にすっと解決したり、新たな課題を見つけ、より精神看護を深く追求していきたいと思えるようになるかもしれません。

というわけでこの本をオススメします。

Amazonで頼んで次の日ポストに届いた。

まとめ

「せっかく精神科に就職するんだから事前に沢山勉強しておこう!」

という姿勢もとても素晴らしい事だと思いますが、やっぱり患者さんと関わる事が一番勉強になるなと私は思います。

いきなり気合を入れすぎず、出来る学習から少しずつ勉強していけば良いのかなと私は思っています。

医療者の勢いや、姿勢は時に患者さんを圧倒させてしまうこともあります。

力を入れすぎず、かつリラックスして学習に臨んでいきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済