~オススメの本~精神科看護の臨床

今回紹介する本は「精神科看護の臨床‐先輩ナースの経験とエピソードに学ぶ」になります。

過去の記事で、精神看護は「看護師によって行われる援助や関り方に大きな違いがある」記載しました↓

精神科看護を実践していく中で、やはり事例性が重視されるのは精神科看護ならではだと思っています。

もちろん、座学で精神医学の勉強をしたり、薬の勉強をすることも大切です。

しかしながら、対象者は座学だけでは捉えることは出来ません。

やはり、目の前の患者との関りを通していく中で、「この患者にはこういった関わり方を」または「この患者にはこの関わり方は良くない」など実践の中で精神的な看護を学ぶことは多いと思います。

一つ一つの事例を丁寧に、そして対象者をじっくりと関わり、しっかりと関りを振り返っていく事で次の対象者の関りに繋がります。

しかし時間は有限であり、同時に関われる患者の数も有限です。

日常的に患者と関わっている中でふと困った事例や出来事に遭遇した経験はありませんか?

考えてみればいくつもの困った事例や、もう少し検討が必要だった事例があったと私自身は感じています。

保護室に関わる内容に関しては

・保護室の患者をどのタイミングで開放の方向性を打ち立てていくか

・この患者は本当に保護室を使用するべき患者だったのか

内服に関わる内容に関しては

・もう少し話を傾聴していれば、頓服はいらなかったのではないか

・ひどく妄想のある患者が薬を飲めるようにするためにはどのように関われば良かったのか

その他

・患者の事故を予防する行動はもっとなかったのか、気づけるタイミングは無かったのか→病棟メンバー全体で情報をもっと共有できなかったのか、申し送りで出来なかったのか

など考え出せば、多くの困った事例や検討するべき事例があります。

私自身、まだまだ精神科看護を学び始めたばかりであるが故に、自己で解決したくでも出来なかった事が沢山あります。

そんな場面を解決するヒントが、書かれているのが

精神科看護の臨床ー先輩ナースの経験とエピソードに学ぶ」です。

実際この本で取り上げられているのは、私たち精神看護師が、現場で日常的に遭遇する場面です。

・保護室に関わるエピソード

・服薬管理に関するエピソード

・病棟環境に関するエピソード

・コミュニケーションに関するエピソード

・事故に関するエピソード

様々なシチュエーションでの事例が取り上げられており、精神科の現場で困っている事例を解決するエッセンスが盛り込まれています。

この本が紹介しているどの事例でも共通して言えるのは

「患者を想いを大切にしている」

ということです。当たり前の事なんですが、とっても大切な事で、忙しい時などふっと忘れがちになりそうになります。

我々医療者は、自分の考えや価値観から、「この患者はこうだ」とか「この患者は~こういう対応が正しい。」といった先入観を持ちがちです。

そしてその先入観から独りよがりの関わり方やケアをしてしまう事があります。

しかし、一つひとつ事例を丁寧に振り返っていく中で、その患者の反応や行動からもっと相手を理解する情報が見つかることがあります。

そして医療者側が勝手に持った先入観ではなく、相手の思いに寄り添った関りがいかに大切であるかを再認識できる著書となっています。

日頃から、何もかも勝手に決めつけてしまって関わっている時、疑問を感じつつも周りに流されて業務を行っている時、ありませんか?

私も実際に全くないわけではありません。この本を読み反省した事例もありました。

そんな自分を振り返る機会にもなる本になっています。

対象者である患者にとってより良い看護師になるためいは、より多くの実践と、多くの関りと、そして知識を身に付けていきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済