看護師×企業 「クリニカルスペシャリスト」の給料とその理由3点

クリニカルスペシャリストという仕事は医療機器メーカーで働き、自社の医療機器製品の適正使用と普及拡大活動に努めるお仕事になります。

病院で働く看護師から、企業へ転職しクリニカルスペシャリストとして働く上でやはり気になる点と言えば給料の面だと思います。

「なるべく給与を落とさずに転職したい」

と考えるのは当然な事ですし、あわよくば病院で働く看護師の時よりも多く給料を貰いたいと誰もが思うはずです。

とある看護師も、つまり私も、転職活動時には給料面をかなり気にしながら様々な企業をリサーチしました。

今回はとある看護師の経験も踏まえながら、クリニカルスペシャリストの給料面について記載していきます。

臨床看護師を辞めてクリニカルスペシャリストになった場合、給料は下がるのか?上がるのか?

この答えに対し結論から言いますと、

「クリニカルスペシャリスト未経験の転職ではおおよそ400万~650万程度となる」

これが回答になります。

ではこの回答に対して、もう少し掘り下げて記載していきます。

目次

①臨床経験や知識によって給料は異なる

②担当する医療機器製品よって給料は異なる

③内資系か外資系かで給料が異なる

①臨床経験や知識によって給料は異なる

当然ですが、看護師と言っても働いてきた環境や臨床経験が異なるのは当たり前です。

例えばクリニカルスペシャリストとして整形の医療機器を担当するにあたり、

・手術室での整形の機械出しや整形術後のケアなどの経験がある看護師

・整形分野の経験を持ち合わせていない看護師

であればクリニカルスペシャリストを採用する企業は前者を選ぶでしょう。

また、そういった臨床経験も含めて企業側も採用や給与を考慮するため、個々によって給与が異なるのは当然の事です。

また整形系の医療機器は、内資系、外資系で複数の会社が取り扱っており競合しているケースが多々あります。

というのも、ある程度年数が経過すれば、既存の医療機器を真似た医療機器を他の競合会社が作り始めるからです。

循環器系でも、脳外系でも複数の会社が競合していますし、

臨床経験が豊富であれば、他の会社に人材を取られたくないと思うのは当然の事です。

そういった事も含めて給料の交渉はある程度、企業側と行える事が出来るかと思います。

ただ給料の交渉面で気を付けなければいけないのは、交渉の方法です。

正式な採用の前に、つまり面接の時点で給料の事をあまり話しすぎるのもマイナスイメージとして捉えられる可能性があります。

あくまで個人的な意見ですが、出来れば転職サイトを利用してエージェントに交渉してもらうのが一番無難かと思います。

また交渉して成功したからと言っても、せいぜい年収で言えば数万~数十万程度かと思った方が良いです。

なぜなら看護師は転職の時点ではビジネススキルを持ち合わせていないからです。

圧倒的な英語力や、ビジネススキルやビジネスマナーなど持っていない限り企業からしてみれば看護師はあくまでも

「医療知識をある程度持っている人材」くらいのレベル。

ビジネススキルを持ち合わせていない人材が、採用後に企業とお金の交渉を積極的に行っても正直企業側にこちらの思いが響くとは思えません。

おそらく給料UPの交渉が出来るのはクリニカルスペシャリストになって、ビジネススキルをある程度習得してからなのではないかと思います。

②担当する医療機器製品よって給料は異なる

クリニカルスペシャリストの求人について、インターネットでリサーチしても、給料はピンキリです。

それは医療機器製品のクラスによって異なるからだと思います。

まず医療機器製品のクラスはⅠ~Ⅳと4段階に分けられており、クラスが上がるほどより高度な医療機器の分類に属しています。

高度な医療機器となれば当然より専門的な知識を必要とします。

またその高度な医療機器の製品によっては、緊急で使うような医療機器も多くありよりクリニカルスペシャリストに専門性が高く求められます。

インターネットでより高度な医療機器を取り扱っている求人を確認すると、やはりクリニカルスペシャリストの給料も高く設定されているケースが多いような傾向が見られます。

③内資系か外資系かで給料が異なる

上記①、②に加えて、内資系か外資系化によっても給料が異なると思います。

私は外資系の医療機器メーカーの中で、とある医療機器を取り扱っています。

給与体系としては年俸制となっており、固定された給与に加えて、残業した分の時間外の金額が加わった分が月々振り込まれます。

私は内資系の医療機器メーカーにはあまり詳しくありませんが、やはり外資系の医療機器メーカーの方が給与は高めに設定してあるように感じます。

また外資の場合は、業績や個人成績に応じて臨時でボーナスが入ったりするケースもあります。

その他、他の外資から転職してきた上司に聞いてみても同じような傾向があることが分かりました。

また私の場合も、病院で働いていた看護師の時の給与と比べて、やはり給料は上がりました。

おおよそ前回働いていた病院の給料と比べると、現在の医療機器メーカーの給料は約+50万程度アップしました(残業含む)。

とはいえ、クリニカルスペシャリストのみならず、医療機器メーカーで働く社員は基本的に顧客先の病院に時間を合わせなければならないので

アポイントメントが夕方になったり、勉強会が夕方になったりと時間外勤務の時間が長い傾向にあるのは否めません。


まとめ

今回はクリニカルスペシャリストの給料について記載していきました。

結局の所、給料がどの程度上がるのか下がるのかは個人によって異なります。

そのためある程度、自分が就職したい会社のリサーチは必須だと思います。

また求人をみて表示された年俸の中に、時間外勤務何十時間分の金額が含まれているケースがあります。

一見とても良い給与に見えても、実際は激務の可能性も十分に考えられます。

求人をチェックする際はそういった部分も注意しておく必要があります。

また個人的なリサーチだけでなはなく、転職サイトに登録し、信頼出来るエージェントから情報を収集していく事もおすすめです。

病院で働く看護師からクリニカルスペシャリストに転職したい方にとって役に立つ記事であれば幸いです。

転職オススメサイト一覧

マイナビ看護師



看護のお仕事

ナースではたらこ



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ジョブデポ看護師

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「転職の極意」

・自分はどんなキャリアを歩みたいか明確にする事

・自分に合った職場と働き方を見つける事

・転職サイトの登録で必要な情報収集する事

・必ずしも転職エージェントを利用する必要はない事、必要に応じて転職エージェントのサポートを受ける事

ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済