看護師×企業 「クリニカルスペシャリスト」の一日の働き方

クリニカルスペシャリストという仕事は医療機器メーカーで働き、自社の医療機器製品の適正使用と普及拡大活動に努めるお仕事になります。

インターネットでクリニカルスペシャリストを検索しても、具体的な業務内容がヒットしないことが多く、

クリニカルスペシャリストに転職しようとしている看護師の方も、情報収集に難渋するのではないでしょうか。

日本ではクリニカルスペシャリストという仕事自体がまだ新しい職種であることが考えられます。

私もクリニカルスペシャリストに転職する前は、

クリニカルスペシャリストがどのような仕事なのか、どのような一日を過ごすのか等の情報収集に難渋し苦労しました。

そこで今回はよりクリニカルスペシャリストという仕事を知ってもらうために、クリニカルスペシャリストの一日について記載していきます。

7:00~起床

クリニカルスペシャリストは基本的に直行直帰、つまり自宅と病院を行き来する事が多い仕事です。

つまり朝礼等で会社に出社する事は基本的になく、朝は比較的ゆっくりと過ごせる場合が多いです。

※私が勤務する会社ではこのような形ですが、日系の会社やその他企業によっては朝礼等で会社に行く必要があるケースもあるようです。

現在はコロナウイルスの影響もあり、朝礼がリモートで行われるような会社が増えてきているのではないかと思います。

8:00~メールのチェック

会社から支給されている携帯、パソコンでメールのチェックをします。

クリニカルスペシャリストの顧客は「病院の医療従事者」です。

医療従事者は昼夜問わず、医者もコメディカル(看護師、臨床工学技士)が働いているため、夜間病院からクリニカルスペシャリストへメールを送信するケースもあります。

また最近では在宅勤務が拡大し、夜間でも仕事が出来る環境となっており、会社からメールが来ていたり、もしくは本社(海外)からメールが届いている事も多々あります。

昨日の夕方~夜間届いているメールのチェックをします。

基本的に、緊急対応が必要なケースは夜間でも病院から電話が来るケースが多いため、

医療従事者から来るメールは基本的に緊急の内容ではなく、

・自社製品の疑問点や論文等の資料の提供依頼

・新しい勉強会(医療機器メーカーが提供する勉強会)の日程調整

・現在使用している自社製品の気になる点

等がメインで来ます。

このメールをチェックし、メールで対応が出来る内容であればメールの返信を行います。

また資料が必要だと判断した場合は、パソコン等で資料作りを行います。

また必要に応じて自社製品に関する論文であったり、希望があった内容の論文を探します。

8:30~朝礼

現在の世情から、私が勤務している会社も朝礼は会社で行うのではなく、リモートで実施するようになりました。

定刻となったら、WEBツールを使用し朝礼に参加します。

※イメージです。

朝礼では必要な情報共有が行われます。

9:00~顧客先の病院への訪問、顧客先へ提供する資料作り

私は外資系医療機器メーカーで働いており、そのいくつかある医療機器製品の中の一つを担当しております。

既に担当製品を使う症例が決まっていれば、その時間に顧客先の病院に向かいます。

また緊急で使用するケースもあるため、顧客先の病院から電話があればすぐに向かいます。

もしこれらの内容が決まっていなければ、顧客先に提供する資料の作成を行ったり、文献等をリサーチします。

またタイミングによっては、会社に移動し、同職種とミーティングを行ったり、

現在の世情であればWEBツールを使用し、同職種者とミーティングを行ったり、情報の共有を行います。

12:00~ランチ

だいたい12:00くらいにランチをします。

あまり食べすぎてしまうと午後動けなくなってしまうので、お昼は軽めに済ませてしまいます。

またタイミングによっては昼から症例があるケースもあるため、状況を見て休憩の時間を考えます。

長丁場の症例になりそうであれば休憩を11時くらいに済ませたり、遅めにとることがあります。

休憩のタイミングは1時間と決まってはいますが、正直自己采配的な要素もあり、休憩時間は自分で決められます。

このようにクリニカルスペシャリストの仕事は基本直行直帰なので、結構自由度が高いです。

13:00~病院訪問

スーツに着替え、病院へと向かいます。

基本的に社用車で移動します。会社によっては、また都内では公共交通機関で移動もあるようですが、地方は基本的に社用車が必須となります。

事前に顧客先の医療従事者とアポイントがあればそちらを優先し、準備しておいた資料の準備や、自社製品の情報提供を行います。

またクリニカルスペシャリストという仕事は自社製品の適正使用と普及拡大活動がメインの仕事ですが、

「営業マインド」

も必要であり

さらに多くの自社製品を使ってもらえるようなコミュニケーションをとっていく必要もあります。

一日5~6件程度の訪問を行いますが、コロナウイルスの影響もありもっと病院の訪問が少ない時もありますし、

症例もあれば、さらに多く訪問するケースもあります。

基本的にアポイントがあれば、一件あたりの病院訪問は30分~1時間程度となる場合が多いですが、

アポイントがあっても、「顧客側」が忙しければ待ち時間も発生する可能性があります。

待ち時間の間にも、他の顧客先から電話があったり、メールがあります。

また同じエリアのスタッフから電話があるケースもありますので、柔軟に対応する必要があります。

さらに、緊急で自社製品を使う症例によって、緊急で病院に向かうケースもありますし、

担当以外のエリアでも応援に行く必要があるため、基本的には携帯は肌身離さず持ち歩きます。

17:30~勤務終了

勤務終了です。顧客先の病院から自宅へと帰宅します。

状況によってはまだ顧客先とのアポイントが残っている可能性があるため、必ずこの時間に勤務終了とは限りません。

逆に必要なアポイントや情報提供が早く終わってしまえば、早く自宅に帰ることも可能です。

残った時間は、自宅で仕事を行います。

19:00~自由時間

帰宅後も残った仕事や明日の資料作りを行いますが、だいたい19時くらいには全ての業務が終わるように

自分で自分の仕事を調整します

正直仕事をしようと思えば、どこでも仕事が出来てしまうので、

ONとOFFをしっかりと自分で分けなければなりません。

ONとOFFを上手く分けられる人は、

明日に仕事を回したりしてしっかりと休むことも可能な仕事です。

まとめ

クリニカルスペシャリストの一日はおおよそ上記の内容となります。

緊急で自社製品が使われるケースは土日でも緊急で出勤しなければならない時もあります。

また土日で学会がある場合も、参加しなければならない時もあります。

ですが基本的には土日休みのお仕事であり、看護師のように夜勤がありません。

ですから看護師の時と比べると身体的には楽だと感じます。

しかしクリニカルスペシャリストという仕事は

顧客に誤った情報提供をしないように日々勉強しなけらばなりませんし、気疲れなどの精神面ではクリニカルスペシャリストの方が大変だと個人的には感じます。

今回はクリニカルスペシャリストの一日を記載していきました。

クリニカルスペシャリストに転職しようと考えている看護師の方はこの記事を参考にして頂ければ幸いです。

転職オススメサイト一覧

マイナビ看護師



看護のお仕事

ナースではたらこ



MCナースネット



ジョブデポ看護師

ナースパワー人材センター



「転職の極意」

・自分はどんなキャリアを歩みたいか明確にする事

・自分に合った職場と働き方を見つける事

・転職サイトの登録で必要な情報収集する事

・必ずしも転職エージェントを利用する必要はない事、必要に応じて転職エージェントのサポートを受ける事

ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済