看護師×企業 「クリニカルスペシャリスト」 転職してからのギャップ

どのようなシチュエーションにおいても起こるのが、ギャップです。

特に仕事面において、新しいキャリアチェンジにおいては顕著に出る傾向にあると思います。

事前に次のキャリアを調べずに転職に踏み切った人はもちろん、事前に入念に次のキャリアを調べに調べつくして、

「これが天職かもしれない。」

そう思えるほど調べつくしても結局の所、多くの場合ギャップを感じることが多いでしょう。

人は理想を追い求めて、理想の働き方を得るために常に考えているはずです。

「生きるために働く」という土台の上に、人はさらにより良く人生を豊かにするために、自分の幸せの追求を求め、社会的地位を築くために働くことをやめません。

そこで障害となりえるのが

「ギャップ」

です。

これはクリニカルスペシャリストへの転職だけではなく、臨床看護師の場合は他の病院に転職する時も多いでしょう。

事実、私が臨床看護師として働いていた時、中途入社の看護師が入るたびに

「ここの病院はなんか変だね。思っていた病院とは違った。」

と言い病院を去っていったものです。

当時は「そんなの言い訳に過ぎない。その職場に適応できない人は去ればいい。」と私は考えていました。ずいぶん尖ってました。

そんな私ですが、現在クリニカルスペシャリストの仕事において理想と、現実の「ギャップ」にぶち当たっております。

こんな私に対して、きっと過去の私なら「そんなの言い訳に過ぎない。その職場に適応できない人は去ればいい。」と一蹴するのでしょう。

人は変わるものです。

とはいえ、このギャップを埋めるために努力をしたり、そのギャップを受け入れたり、ギャップに上手く適応するとが出来なければ、仕事がうまくいかない事も事実です。

まずはそのギャップをしっかりと受け入れる必要があると思います。

具体的に私が感じているギャップとしては

・直行直帰メインの仕事の現実

理想:自由度が高く、自分の采配で働き方を決められる

現実:理想の内容もほぼあっている反面、直行直帰だと基本的に何時になっても働くことが出来るので遅い時間も働く可能性が高い。

・土日休みの仕事

理想:土日まとまった休みがとれるから、しっかりと休める

現実:以外に土日も緊急呼び出しにて出勤を余儀なくされる可能性がある

・高い水準の給与

理想:やりがいがあってなお給料も良く、QOLもしっかり確保できそう

現実:時間外業務も多く、直行直帰メインの仕事なので働く時間は実質かなり長いように感じる

ざっと少し例を挙げるとしてもこれほどの内容があります。

このように

・業務内容が思っていた内容と違うのか

・仕事の忙しさが違うのか

・働く時間数が思っていたのと違うのか

・仕事自体の空気感が違うのか

・給料が思っていたよりも低かったのか

・以外に土日の緊急出勤が多いのか

こういう内容はそれぞれ人によって違いますが、具体的に沢山ギャップを感じている内容を書きだしていきます。

そのギャップは自分の中で解消出来るものなのか、それとも難しいのか、こういったことを落ち着いた時間の中でゆっくりと考える必要があります。

この考える時間がとても重要で、こういって自分の中で振り返っていく事で頭の中を整理していきます。

そうするうちにだんだんと物事を冷静に考えることが出来るようになります。

・この程度のギャップなら自分でなんとか解消できそうだ

・このギャップに対しては自分がどのように変われば適応出来るのか

・このギャップって実際周りの人って感じているのだろうか

・なぜ私はそもそも転職を決意したのだろうか

など色々な考えが浮かんでくるはずです。

またそういった考え方を一つずつ丁寧に振り返っていきます。

この動作を繰り返していく中で、そのギャップ埋めていく事が大切だと思います。

沢山のギャップを感じすぎた結果、その沢山のギャップが自分の精神状態を不安定にさせていることに気づければ、一つずつ解消、もしくは適応していければ大きな問題ではなかったことにも気づけます

・直行直帰メインの仕事の現実

→仕事が慣れてこれば本当に自分で空き時間を利用して効率的な英語学習や、自己研鑽が出来る

・土日休みの仕事

→実際臨床看護師として働いていた時は、サービス残業当たり前だった。むしろ休日手当がしっかりと支給され、振替休日も与えられるし見返りは十分だと感じる。

・高い水準の給与

→時間外勤務もあるが、自由な時間もある。自由な時間を自分でどのようにコントロールするかによって有効な時間に成りえる。しかも成果が認められれば、しっかりと今後の給料はしっかりと上がっていく。

このように一つずつ見ていけば、意外とギャップは埋められますし、適応出来そうであることが分かってきます。

またそのギャップを解決させるためには「時間」も必要です。

石の上にも三年というのはよく言ったもので、時間をかける中でそのギャップに適応することも出来てくるはずです。

もちろん、これはケースバイケースで必ずしもつらい環境に長く居続けることが吉と出るものもあれば、吉とでないものもあるのでそこは判断が必要だと思います。

私の場合は「看護師として新しい働き方を模索していくこと」を目標として、看護師の新しい働き方であるクリニカルスペシャリストの転職に踏み切りました。

こういった本来の転職目的であったり、自分の目標を見失わないこともギャップを埋める大きな要因です。

困ったときはそれまで来た道のりや、これまで自分が大切にしていたことを振り返っていく事も大切です。

そしてギャップというのは悪いギャップだけでなく意外に良い方のギャップもあります。

クリニカルスペシャリストという仕事は「自社製品の医療機器の適正利用と普及・拡大」につなげる職種ではありますが、その活動において

これまでの自分が培ってきた臨床経験がフルに生かされることを実感しました。

むしろこれがこのクリニカルスペシャリストの仕事は土台であって、ここからさらに応用力が求められることが多く、大変やりがいのある仕事です。

またビジネス視点もクリニカルスペシャリストで培う事が出来るので、今後新たな医療機器関連、ヘルスケア関連などの転職や、さらなるキャリアアップも見えてくる職種出ることを感じました。

これが一番私にとって大きく、そして良い意味でのギャップでした。

こういった良い方向のギャップを感じることは、その仕事の本質に気づくための大切なステップだと思います。

ですから、クリニカルスペシャリストの転職後は悪い方向のギャップだけでなく、良いギャップの方向もしっかりと見ることも必要になってくるのです。

クリニカルスペシャリストという仕事は非常にやりがいがある仕事です。

ギャップに気づき、把握し、それらに適応するためのスキルを身に付けることがこれからの転職活動、そして人生においても大切な能力になるのです。

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「転職の極意」

・自分はどんなキャリアを歩みたいか明確にする事

・自分に合った職場と働き方を見つける事

・転職サイトの登録で必要な情報収集する事

・必ずしも転職エージェントを利用する必要はない事、必要に応じて転職エージェントのサポートを受ける事

ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済