クリニカルスペシャリストになるにあたり、学歴は大切です。

しかしそれ以上に必要とされる3要素があります。

今回はクリニカルスペシャリストになるにあたり、学歴よりも必要とされる3要素について記載していきます。

目次

①臨床経験

②英語

③仕事で成果を上げるという熱意

①臨床経験

クリニカルスペシャリストの転職にあたって一番大切なもの、それはズバリ

臨床経験

です。

そもそもなぜ医療機器メーカーが看護師を欲しがるのかと言いますと、看護師は臨床経験を持っている人だからです。

一般的な医療機器メーカーの営業職が医療機器の説明をすることはあります。

しかし臨床経験のある医師や看護師などの医療者と対等な会話が出来るかと言われると、高度な医療機器によっては難しい場合があります。

そこで、医療現場の人と対等に渡り合える、そんな専門家が必要となるわけです。

臨床経験のある看護師がクリニカルスペシャリストに転職するということ、それはその医療機器に特化した専門家になるという事です。

つまり、あらゆる医療現場でその医療機器に関する疑問が出てきても、解決できるような「専門家」として看護師が必要になってくるわけです。

ですから、どのような看護師でもクリニカルスペシャリストになれるのかと言われると少し難しくなってくるのです。

医療機器メーカーはそれぞれ専門とする分野がありますので、整形に特化した医療機器メーカーは整形病棟経験のある看護師を必要としていますし、循環器に特化した医療機器メーカーは循環器経験のある看護師を必要としています。

こういった点から、クリニカルスペシャリストの転職にあたっては学歴よりも、臨床経験が大切になってくるのです。

②英語

クリニカルスペシャリストの転職にあたり、学歴よりも持っていた方が良いスキル、それは

英語

です。英語が出来ない私にとっては耳が痛い話なのですが、英語はこれからどんどん必要になってきます。

と言いますのも、クリニカルスペシャリストという仕事は基本的には専門性の高い、営業職だけでは対応が困難な医療機器に対応することになります。

そのため、どのような医療機器メーカーもクリニカルスペシャリストを募集しているかと言われればそうではありません。

日系の医療機器メーカーでもクリニカルスペシャリストを募集していることがありますが、それよりも外資系の医療機器メーカーがクリニカルスペシャリストを募集している割合が高い傾向にあります。

ですから、基本的には医療機器の説明書は全て英語です。英語を日本語に訳して、その説明を顧客先の医療現場で説明しなければならないのです。

またそれだけではありません。外資系ですから、本部は海外にあります。海外とのやり取りは当たり前ですが全て英語です。

英語を使用する機会は自ずと増えてくるのです。

日系の医療機器メーカーや商社もクリニカルスペシャリストとして看護師を募集していることもあります。場合によっては海外からの医療機器を導入するため、クリニカルスペシャリストが直接海外に出張して、医療機器導入に携わることもあるようです。

ですからそのような医療機器メーカーの募集は英語が当然のように出来る看護師を募集しています。

英語はとても大切な要素を占めてきます。

ちなみに私の場合は、英語が出来ないということ書類面接で落ちた経験をしています・・・。一次面接にさえ進めない医療機器メーカーもあるのです。

以上の事から学歴よりも英語のスキルを持っている看護師の方が重宝されるケースが高いです。

③仕事で成果を上げるという熱意

臨書看護師がクリニカルスペシャリストの転職にあったって、企業が求めているもの、先ほども申し上げましたが臨床経験です。

特定の分野に特化した医療機器メーカーは、その特定の分野の経験をしている看護師を求めているのです。

そしてもう一つ大事なこと、それは

熱意

すごく当たり前なのですが、企業側は看護師がクリニカルスペシャリストに転職しどのくらい仕事で成果を上げたいのかという熱意を持つ人材を求めています。

クリニカルスペシャリストという仕事は基本的には土日休みで夜勤はありません。

にも関わらず、昇給率は看護師よりも高い傾向にあります(※すべての企業がそうとは限りませんが)。

ですから、

「臨床看護師もうやりたくないから、クリニカルスペシャリストに転職したい。」

「夜勤ないクリニカルスペシャリストに転職したい」

「給料上げたい!」

そういったメリットばかり見ていると痛い目をみることになります(とある看護師も若干痛い目を見た)。

もちろん、夜勤がないことや給料の昇給率は魅力的ですし、その魅力に惹かれてクリニカルスペシャリストへ転職することも個人的にはいけないことだとは思いません。

ですが、その理由だけではクリニカルスペシャリストの仕事は続けることが出来ないと思います。

臨床看護師の勉強は幅広くしなければなりませんが、クリニカルスペシャリストはその医療機器と、それに関わる分野を勉強すれば良いので幅は狭くなります。

しかしその医療機器とそれに関わる分野については、医者にも負けないくらい深く深く勉強しなければなりません。常に常識が変わる医療業界ですから、勉強はかなりしなければならないと思いますし、かなりのプレッシャーがかかることが予想されます。

また看護師時代にはあまり気にすることのなかった、「ビジネスマナー」なども大切になりますし、看護師とは全く違った働き方になるのです。

一つ一つの仕事をやり遂げられる人間なのか、

クリニカルスペシャリストの様々な苦労や大変さ理解した上で、クリニカルスペシャリストを志しているのか

そういった熱意を持っている人材を企業側は必要としています。

※学歴はもちろんあったほうが良い

学歴よりも大切なものはある!と散々説明してきましたが、もちろん

学歴はあったほうが良いです。

学歴社会崩壊しつつあるとはいえ、まだまだ学歴でその人の印象も変わってきます。

また企業側に

・同じくらい臨床経験があって、

・同じくらい熱意があって、

・同じくらい人柄も良さそうで、

・同じくらい英語力もある

といったクリニカルスペシャリスト志望の看護師が2人面接に来たら、当然学歴等で差をつけられる事が予想されます。

一般的に良い学歴を持っていれば、それだけその人が優秀であるとか、今まで努力してきた人だといった評価にもつながります。

ですから、学歴があればあった分だけ良いのです。

まとめ

今回は学歴よりも必要とされる3要素について記載していきました。

クリニカルスペシャリストという仕事はまだマイナーな仕事です。

この記事を見て初めて知った看護師もいるかもしれません。

ですがクリニカルスペシャリストというのは看護師の新たなキャリアの方向性として確立されている仕事です。

医療者と医療機器を結ぶ大切な仕事です。

私は今後さらにクリニカルスペシャリストという仕事の需要が高まってくるのではないかと予想しています。

病院から一歩出て、企業で働くことで、別のキャリアの道筋も見えるようになるかもしれません。

そんな可能性の秘めた職業であることを知って頂けると嬉しいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済