看護師×企業「クリニカルスペシャリスト」って何?

皆さんはクリニカルスペシャリストという職種ご存じですか?

実はクリニカルスペシャリストという職業になるにあたり、看護師資格や臨床工学技士の資格が必須なのですが、必要な要件を満たせば、看護師も企業の医療機器メーカーで働くことができるのです。

実は私もこの度、某医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして採用され、勤務することになりました(2022年1月現在は既に看護師復帰)。

さて、今回はクリニカルスペシャリストって何?について記載していきます。

目次

①クリニカルスペシャリストって何?

②一般的な仕事内容

③なぜ営業職と勘違いされるのか

④看護師がクリニカルスペシャリストになるためには

①クリニカルスペシャリストって何?

クリニカルスペシャリストというのは看護師免許、臨床工学技士免許を持っている元医療従事者が、医療機器メーカーで開発した医療機器を、顧客先の病院に適正に使用してもらうために対応するお仕事になります。

まだまだマイナーな仕事ではありますが、都市部では着々と需要が増えてきています。

クリニカルスペシャリストは看護師の新しいキャリアであり、これから需要はさらに増えていく仕事だと私は考えています。

また医療機器メーカーについては、国内製のものもあれば、海外から参入している製品もあります。

私は現在外資系企業で働いておりますが、働き方も内資系、外資系と異なってくるようです。

またクリニカルスペシャリストは別名

・フィールドナース

・クリニカルエデュケーター

と呼ばれており、各企業によって呼び方が多少違うようですが、私が勤務している企業ではクリニカルスペシャリストと呼ばれています。

②一般的な仕事内容

クリニカルスペシャリストという仕事内容は実に多岐に渡ります。

具体的には、

・顧客先の病院で自社製品の説明、デモンストレーションの実施

・製品によって手術の立ち会い、使用中のサポート

・製品を正しく使用してもらうための資料づくり

・顧客先病院である医療従事者の方々の各種質問に対する対応

・製品の不具合やトラブルに対する対応

・研究会の企画、実施

などが挙げられます。

新しい医療機器の導入にあたり、スーツを着た人が病院来て、説明をしていく姿、臨床看護師なら一度はみたことありませんか?

あのスーツを着た方たちは、多くは医療機器メーカーの営業スタッフなのですが、実は看護師資格を持っているクリニカルスペシャリストも来ているのです!

③なぜ営業職と勘違いされるのか

クリニカルスペシャリストという仕事、インターネットで検索するとなぜか営業職として扱われていたりします。

なぜこのような情報が広がっているのでしょうか?

クリニカルスペシャリストという仕事で一番大切な事は、顧客先の病院での医療機器の説明やサポートを行っていくことで

医療現場で自社の製品が正しく使ってもらえるようにしてもらうこと

これが最も大切な事であります。

ですから基本的には営業ノルマはありません。

いわゆる営業の支援サポートのような立場です。

ですが適正利用してもらうようにしていくこと、営業支援的ポジションでありますので、結果的には売り上げにつながります。

ですから間接的には営業職のような色も持っていなければいけないということになります。

顧客先の病院が

「この医療機器は使いにくい」

「どの症例に対して使えば成果が上がるか分からない」

「この医療機器を使うメリットが分からない」

このような状況が発生すると、医療機器の使用率や売り上げが落ちてしまいます。

常日頃顧客先の病院側とコミュニケーションを積極的にはかり

・医療機器を使うにあたり困ることはないか

・使い方が不明瞭なことがないか

・どんな症例につかうと成果があがるのか

などを解決していくことで自社の医療機器の普及に努めます。

④看護師がクリニカルスペシャリストになるためには

大手日系系では臨床経験がなくても新卒で採用されるという噂もありますが、

基本的には臨床経験が必須であり、どの医療機器メーカーもだいたい臨床経験3年~5年目以降の看護師を募集しています。

また医療機器メーカー毎に力を入れている分野が違いますから、循環器系の医療機器メーカーでは循環器科を経験している看護師を、整形系の医療機器メーカーでは整形外科を経験している看護師を優遇して採用されるという傾向もあります。

基本的にクリニカルスペシャリストという仕事は、臨床経験を生かして働く仕事であり、その領域の専門家として顧客先の病院に行くことになりますから、このように臨床経験年数や、経験した科を優遇して採用されるというのも納得ですね。

まとめ

クリニカルスペシャリストというお仕事は徐々に認知度を上げてきていますが、

看護師から転職するという視野でみるとまだまだマイナーな分野かもしれません。

ただ医療機器の普及に携われるお仕事ができるのは看護師ならではであり、臨床経験が大きく役に立つ仕事であることは間違いありません。

認定看護師

専門看護師

師長などの病院管理職

などの方法でキャリアアップしていくことにあまり興味が持てない方、このまま同じ病院で働き続けて良いのだろうか、など悩まれている方。

一度病院の外へ飛び出して企業で働く事も、新しいキャリアを見出すことにつながるかもしれません。

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「転職の極意」

・自分はどんなキャリアを歩みたいか明確にする事

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ABOUTこの記事をかいた人

「看護師としてのキャリアってなんだろう」 と日々考えているとある看護師 新人からHCU配属。HCU,ICU,ER経験。 新しいチャレンジをしてみたいと考え、思い切って企業に転職。外資系医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして働きだす。 企業で働き始め、「やはり看護は面白かった」と再考。 再び看護師へUターン。 「どうせなら新しい看護にチャレンジしよう。」と精神看護の道へ。 現在精神看護師として救急病棟で勤務している。 学歴 専門学校卒→放送大学卒(教養学) 学位授与機構で看護学士取得済